バブル経済以降、失われた20年と言われる不況の間に、日本の雇用情勢は大きく変化しました。高度経済成長期には常識だった終身雇用は過去のものとなり、労働市場の流動化が起きています。

 

 こうした状況を勤労者目線で見ると、かつてよりも転職が容易になった面があります。昔であれば転職はほんとうに人生の一大事。一家のお父さんが職替えするとなれば、家族も巻き込んだ大ごとでした。この状況は今も本質的には変わりがないのですが、社会的に転職する人の数が多くなってきたため、勤労者自身と家族の精神的なハードルや、世間的な軋轢などは、かつてよりも小さく見積もれるようになったと言えます。

 

 そんななか、転職を具体的に考える転職予備軍も増えてきています。理由はひとそれぞれ、仕事が合わない、期待した仕事ができない、上司とソリが合わない、などいろいろでしょう。しかし職探しをする際には、やはり誰にも当てはまる、共通の注意点があります。というのは、新しい職を探している時はついそちらに気持ちが向きがち。目の前の仕事がおろそかになってしまうことがあるのです。たとえ転職先が決まった後であっても、勤めている時間はその会社の仕事に集中する、これが前提です。

 

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 それと、注意したいのは同僚に悟られてしまうこと。転職活動をしていることが社内で広がると立場が悪化したり、居づらくなることもあるでしょう。会社のPCで転職先を探すなど、もってのほかと言えます。他の人が使ったときに履歴に残っていると、思わぬ噂の種になりかねません。転職する際には、今の会社からの円満な退職が理想です。この点に注意して、できるだけ摩擦の少ない形でのステップアップを目指しましょう。